column3

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  1. '09.10.29 木

    今日は一日、大河の撮影でNHKに缶詰でした。
    撮影はというと、竜馬と乙女の兄弟のシーンを撮っているところで、
    かなり楽しんでやっています。
    不思議と福山さんが弟に見えてくるんです。
    早くもハプニング(初日に凄いハプニングがあり、
    福山さんはこれを是非公言してくださいと言ってるのですが)
    満載ですがまあこれはおいおい。
    さて撮影から帰ってきた私、見ると隣にあった壮大な木たちは、
    見るも無惨に姿を消していました。
    銀杏の木、紅葉の木、いつも鳥たちの声が聞こえるあの木たちです。
    これも切られるであろう椿の木も、知ってか知らずか
    満開の椿の花を付けだしました。何とも胸が痛いです。
    越してきてから間もないですが、あの木たちは本当に見事で、愛でさせてもらいました。
    ローランは自宅にいたので、伐採の瞬間を見ていたのですが、
    もっとも巨大な銀杏の木がばったと倒れた瞬間、歓声が上がったそうです。
    聞き捨てならなかったローランは降りていき、切った彼らに
    「その態度は間違っている。感謝やいたわりの気持ちがなかったら、
    君らは絶対罰が当たる!」と言ったそうです。私も全く同感です。
    いくら仕事とはいえ、私もそれを聞いて不快に思いました。
    そして、せめてその土地が売れるまで木は残しておいて欲しかった。
    現にうちの近くの、もう一つの広い土地は、木はそのままになっています。
    その土地のオーナーによって変わるんですね。
    兎に角、本当に胸が痛いです。
    そしてあの木にいた鳥たちは、明日どこでさえずってくれるのでしょうか。


  2. '09.10.27 鴬

    鴬って今の時期いるんでしょうか?
    月並みながら、鴬イコール梅の季節みたいに思われるのですが。
    うちの庭に細い木が二本植えてあるのですが、
    そこに今日10羽くらい止まっているのです。
    初めは雀だと思っていたのですが、よく見ると紛れもなくそれは鴬なのです。
    おまけに雀もいっぱい来て、細い木がしなっています。
    家のとなりに樹齢何百年もするであろう木がいっぱいあるので、
    朝は鳥の声とともに起きていました。
    でもこの度家が建つらしく、その木をすべて伐採するらしいのです。
    何て勿体無い。
    そして鳥たちの行方が凄く気になります。
    何となく鳥たちも察して、うちの庭に来るようになったのかな、
    なんて思ったりもしています。緑が失われることは切ないことです。


  3. '09.10.27 犬

    朝から泣いて目をはらしてる私。
    やっぱりだめだなー、犬ものの映画は。
    どんな駄作だって、犬の話ってだけで涙が止まらなくなってしまう。
    幼い頃に見た「南極物語」。これは小学生の私にとっては、あまりにも過酷な話で、
    今でもタロとジロが生きていたっていうより話より、
    鎖が取れなくて、生き埋めになっている犬や、シャチに食べられてしまう犬、
    氷河に落ちてしまう犬などのシーンを鮮明に覚えています。
    私も実際に「クイール」という作品で、盲導犬のパピーウォーカーという役をやりました。
    芝居だとわかっていても、クイールが死んでしまうシーンでは、
    リハーサルからバンバン涙が出てきて、本番は責任が持てない顔になっていました。
    今日は「マーリー」という映画を観て朝から激泣きです。
    犬愛好家にはたまらない映画でした。
    犬は所詮犬と言われてしまうかもしれませんが、ちゃんと飼い主の表情や感情を察知できるのです。
    私の父も犬を飼っていて、ゴールデンリトリバー専門。
    以前、雌犬のマイティーという犬が家にはいました。
    兎に角いつもお父さんにべったり。晩酌も出迎えも何もかも。
    父さんの言うことは何でも分かってたみたいに聞いていました。
    9才という短い命でした。末期ガンで一ヶ月は持たないと言われ、
    父はあきらめて大阪公演に行きました。
    でもその次の月はお休みだったので「まいちゃん帰ってくるから待っててね」と言って出かけました。
    その言葉を頼りにか、まいちゃんは一ヶ月生きてました。
    父が帰ってきて、一ヶ月はずーっと父さんがそばにいました。
    寝たきりで痛みを取る注射を打ちながら、それでも晩酌の時は頑張って立とうとしたり、
    食べ物が食べれなくても、嬉しそうにしっぽを振って食べようとしました。
    お医者さんもわからないと首を傾げるほど、その一ヶ月は寝たきりでも生き生きとしていました。
    そして一ヶ月後、父は福岡公演に行くので「まいちゃんもういいよ、ありがとう」と言って出かけました。
    そして奇しくも、父さんが新幹線に乗ったときに、まいちゃんは息を引き取りました。
    そうなんです、分かるんです。
    今も書いてるうちに涙が出てきてどうしようもない私。
    朝の「マーリー」とダブルパンチでひどい顔。
    でも本当に犬は忠実だなー。姫ちゃんと捨ちゃんも長生きしてね。
    「さよなら、クロ」も、泣いたなー。


  4. '09.10.15 映画の現場

    遅ればせながら、機内にて「剣岳」を拝見しました。
    二時間ちょっとのフライトなのに、なぜ140分もあるこの映画があったのかわかりませんが。
    木村大作さん渾身の、魂のこもった映像に圧倒されました。
    やっぱりスクリーンで観るべきだったと大後悔です。
    凄い絵が撮れてるということは、凄く過酷な場所に、
    スタッフ役者がいるということになるので、
    さぞや大変な撮影だったことでしょう。
    「赤目四十八瀧心中未遂」の時は、
    毎日皆で滝登りをしたことを思い出しました。
    役者は手ぶらですけど、スタッフさんは機材を持ってるし、本当に大変そうでした。
    でも「剣岳」は、比にはならないくらい過酷だったことが想像されます。
    本当に力強い映画でした。
    話は変わりますが、ついこの間、私の出演する新作映画、若松孝二監督の
    「catapiller」が初号を迎え、私の周りの人たちが観てくれました。
    とても素敵な映画になっていると聞いて安心しました。
    この映画が羽ばたいていくことを、心から願っています。


  5. '09.10.08 ベジタリアン

    昨日は、ローランがマルセイユ映画祭の時からの知り合いの、
    イスラエルの監督、アビィ・モグラビさんと息子さんが家にいらっしゃいました。
    この親子、厳格なベジタリアン。
    今日は、ローランが全部作るというので、私は買い物係でした。
    どれもこれもおいしかったー。
    まずはパンプキンスープ。
    このパンプキンは、西洋パンプキンを使います。
    もちろんベジタリアンだから、ミルクを使えません。
    炒めた玉ねぎとかぼちゃ、ローリエとでことことしてからミキサーへ。
    ミキサーに入れすぎて、回したとたんにぶわぁーっと吹き出して、
    あたり一面真っ黄色。私はそこの掃除係。
    でも、できあがったものは、日本のカボチャより甘くなく、
    ミルクを使ってないので、さっぱりと、でもこくのあるスープになりました。
    次に、紫キャベツとカリフラワーのサラダ。
    ローランが急に思いついて、最近よく作るんですけど、美味しいんです。
    フードプロセッサーにカリフラワーを一株と、
    紫キャベツ半分を入れて粉々になるまでチョップする。
    オリーブオイルとレモン塩胡椒で味付けする。
    見た目は真紫のグロテスクな感じなんだけど、口にするととても美味しいのです。
    次にメインディッシュは、トマトのオーブン焼き。
    中トマトのヘタを切り、少しだけくり抜く。
    その中にみじん切りのニンニク、パセリを詰めて塩胡椒。
    最後にオリーブオイルもかけてオーブンへ。
    縮まって来たら出来上がり。
    それに玄米ご飯を添えていただきました。美味しかったー。
    今日のローランのレシピは習得したぞ!
    モグラビさんたちも大喜びでした。
    話は変わりますが、なぜ台風の時って、レポーターが女性なんでしょうね。


  6. '09.10.06 会って気持ちのいい人

    皆さんの周りには、会って気持ちがいい人っていますか?
    私の周りは、そういう人がいっぱいいます。
    例え自分が負のエネルギーでも、その人と会うと、
    いつの間にか口角が上がってたりするのです。
    まずは家の近くの商店街の”小西酒店の小西さん(女性)”
    いつも腰に酒屋さんのエプロンをして、自転車を漕いだり、
    飲み物のケースを抱えながら、大きな声で「こんにちー」と言う姿は、
    逞しくすがすがしい。40後半かなー。
    逞しくふくよかなふくらはぎは、この自転車の配達で培われたに違いない。
    次に”肉屋の田川”のおやじさん。もう80くらいかなー。
    ここの肉は、近所のアーノーに教えてもらったのですが、兎に角、安くてうまいんです。
    固まりの肉を買っても、しゃぶしゃぶの豚肉もとにかく何でも。
    今日は、たまたまわんころに手作りスープを作るため、
    鶏のささみとレバーを買いに行きました。
    犬にあげるので一番安いのを選んだんですが、
    「いつも来てもらってるから、ささみもレバーも、今来た
    ぴちぴちのをやるからサー」ってさっさと姿を消してしまった。
    このおじいちゃん恐ろしくフットワークが軽い。
    「あっでも犬にあげ・・」ぐらいで消えてしまった。
    しかも、ささみも「筋をとってやっからよー」って、簡単な筋の取り方の実習までしてくれた。
    質のいい、筋まで取られたつるつるぷっくりのささみと
    てらてらの鶏のレバーを食べれる姫ちゃんと捨ちゃんは幸せ者だ。
    おじいさん長生きしてくださいね。
    そして田川さんの向かいにある八百屋さん。ここもなぜか爆発的に安い。そして新鮮。
    犬のスープに入れるキャベツを買いに。
    これも犬用だから、ちょっと安いのを選んだら
    「それ汚いから、でかくなっちゃうけどこっちもってって」って、
    おじさんデカくてぎっしり葉の詰まったキャベツを同じ値段でくれた。
    ここでも「犬にあげるんですが・・」って言えなくなってしまった。
    ここも老夫婦と息子さんと三人で、とてもいい雰囲気。
    なかでもおばあちゃんが異様に計算が速いしちゃっきちゃき。
    こちらの老夫婦も長生きしてもらいたい。
    家の近所には、こんなに優しくて人情味のある人たちがいっぱいいるのである。
    あっ、蘭屋フロントのご主人も忘れちゃいけない。
    私たちの結婚式や、ローランのエキジビジョンにも素敵な花を用意してくれてありがたい。
    ご主人、家の母さんのファンで、結婚式の時会ったら感激してたっけ。
    ご近所さんシリーズプラス。
    あとは姫ちゃん捨ちゃんが通う、たまご動物病院の院長先生。
    いつも丁寧で、ユニークな発言は、私の口角をあげてくれるのです。
    病院嫌いの姫ちゃんも、ここはダッシュで入っていきます。犬も分かるんですねー。
    あとは私の健康維持のためお世話になっているウィメンズクリニックの小杉先生。
    体のことはもちろん、メルタルなことなどじっくりゆっくり話を聞いてくださるのです。
    ベルトコンベアーみたいに、さっささっさ診察する病院も多いし、
    デリカシーのない病院もいっぱいあるけど、
    小杉先生はじめここの看護婦さんはなぜか会うとほっとするのです。
    人をホッとさせたり、幸せな気持ちにさせてくれたり出来る人を本当に尊敬します。
    私は芝居以外で、人間として人を幸せな気持ちにさせられるだろうか。
    うーん、出来てない気がするなー。


  7. 09.10.05 bella vista

    bella Vistaというホテル。
    今日は快晴で、外での結婚式があった形跡。
    海に向かってのバージンロードは素敵ですね。
    ここは五年前くらいに来たことがあるのですが、その頃から一転、
    めちゃくちゃ洗練された綺麗なホテルにリニューアルされていたのでびっくり!
    しかも海を見ながら、カウンターで食べる日本料理は絶品でした。
    本当に、久々に全部食べれなかった自分を悔いています。
    これで温泉が出たら最高なんだけどなーと思いつつ。
    兎に角、素敵な時間を過ごしました

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  8. '09.10.05 オリンピック

    秋桜が咲き乱れるここ広島。
    昨日は明け方まで、オリンピックの開催国が気になって、
    朝から撮影だというのに眠れませんでした。
    リオデジャネイロですかー。ワールドカップもあるのになーと残念でなりません。

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  9. '09.10.01

    しかしどうして捨ちゃんは、いつもベットからはみ出して寝るのだろう。

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