夏休み。逗子におりますのです。
今日は、夜ご飯をクレオが作ります。
なすを揚げるのが怖くて、結局ローランさんやる羽目に。
包丁もなんだか危なっかしいんだけど、
私が触ると"touche pas!(触んないで)"って
言われちゃって。
なすのラザニアは、どんな結果になるのでしょうか？

ティーンエイジャー二人がマルセイユからやってきました。
一ヶ月の滞在です。
一日目からoutletに出かけていった二人。
クレオはローランそっちのけで、ローラン少し寂しげです。

やはり戦争や世界のことは、日本の子供より
彼女たちにしっかり根付いている。
二つのエピソード。
クレオと町を歩いていたときのこと、
インド料理の看板に、何故かナチスのマーク。
クレオが"ナチ、ナチ、"って私に囁いた。
彼女は、ナチスドイツがなんだったのか
11才にしてちゃんと説明できる。
もう一つは、昨日テレビの収録があって、
クレオとポリーンをスタジオに連れて行った時のこと。
スタイリストさんと洋服を選んでいる時に二人も参加。
スタイリストさんが、迷彩柄のパンツを勧めた時、
彼女たちは揃ってノー！！
兵隊は嫌だって。しのぶは兵隊じゃないって。
やっぱり、彼女たちの方がちゃんと戦争を知っているし、
身近なものなんでしょう。
日本の子供達は、どれだけ認識できるのだろう。

岡山にて、おいしーい、おいしーい日本料理を堪能。
ほんとにお世辞抜きでうまい！ 

新幹線での出来事。
朝早く出てきた私は、クレオと会えずじまい。
起きたクレオから電話がかかってきたので、
思わず席で出てしまいました。
すかさず、前のおじさんが話してる最中、
私の膝を新聞で叩いて「ノー！ノー！
(私とクレオがフランス語で話していたため)」
って注意を受けました。
そうこうして、そのオジサンは降りていきましたが、
リクライニングシートは、マックスに倒しっぱなし、
私を叩いた三冊の新聞は、前の網に入れっぱなし、
何だよ！もちろん私は悪かったですよ。
それは認めます。
でも、次の人が乗るのにあんな乱雑にして降りていく
あんただって、マナー違反だっつーの。
人に注意するんだったら、自分も完璧にしてからにしてください。
でも、ちょっと不思議なのは、電話が何でいけないんだろう。
喋る声がうるさいからか？
でも私の後ろで喋ってる二人は、私の喋ったボリュームの
三倍の大きさで、二時間しゃべり続けてる。
これは誰も注意しないんだよね。 

ただいま広島。
今日は平和式典に出席のため、早起きでございます。

平和記念式典に出席させていただきました。
焼け付く暑さの中、献花をさせていただきました。
毎年この日は、必ずこの暑さになるそうです。
33度の直射日光を45分受けて死にそうになっていたのですが、
原爆が落ちたときの温度は、3000度だったそうです。
きっと原爆被害者の方達が、この日を忘れないように
この天気にしているんだと思います。
修学旅行以来見た原爆ドームも目に焼き付けてきました。
そんな大切な絶対に忘れてはいけない日に
今日「キャタピラー」が広島で公開が始まります。 

１日は、一体何時間あるんだろうという充実ぶり。
朝から広島で、式典と舞台挨拶。
その後、新幹線で福岡に移動。
取材をしこたまやって、舞台挨拶またやって、
東京に帰りまする。
凄い働いてる。
でも、映画を観て下さったお客さんの反応は、
とても嬉しいです。
長かった宣伝生活もゴールが見えてまいりました。 

軽井沢での音羽屋カップも、かれこれ17回目になりました。
軽井沢高原ゴルフクラブにて。
ローランコンペデビューです。
一緒に回るは、私のマネージャーのかおりんと旦那のやっちゃん。
かおりんとやっちゃんと回ると、何故かスコアの良い私。
100を切りましたの！！！
めちゃめちゃ嬉しい。
ローランもビリにはならず、ほっと一安心。
かおりんにとっては、ちょいとアンラッキーな
コンペになっちゃったけどね。(何でかは秘密)。
あー、もっともっとうまくなりたいよぉー。
つかの間の休日、明日は長野にて先行上映会があります。
14日の初日が、今やもう目の前。
いっぱいのお客さんに観ていただけますように！ 

今日は、私が宣伝活動で疲れているからと
ポリーヌとクレオが、パスタとガトーショコラを作ってくれました。
パスタは、マッシュルームと玉ねぎ、
最後に生クリームとレモンで仕上げたソース。
美味しい美味しい。
ローランは、バゲットと一緒にそのパスタ食べてるし。
これはまるで、大阪名物そばめし？
これはまるで、味噌煮込みうどんをご飯と食べる名古屋人？
パスタとバゲットは、、、確実に、、、
やばいっすよねー、カロリー的に。
今からガトーショコラも食べるっつーのに。

ポリーヌが作ったフォンダンショコラ。
おいしいなー。

明日は、映画「キャタピラー」の初日となります。
わくわくどきどき。
ここまで宣伝した映画は、はっきり言ってないですなぁ。
地方にもかなり行きましたし。
実を結びますように。
みなみなさま、何卒何卒ごらんになってくださいまし。
絶対知っておかなきゃいけない時代の話なんです。
舞台挨拶もおこないます。
《舞台挨拶スケジュール》
新宿テアトル
�@10：30の回上映終了後、�A12：40の回上映前
ヒューマントラストシネマ有楽町
�@12：40の回上映終了後�A14：50の回上映前
横浜ジャック＆ベティ
�@16:00の回上映終了後�A19:00の回上映前
横浜では17:40頃〜18:40頃にサイン会も開催します。
皆さん、劇場でお会いしましょう！！ 

いやぁー、感無量でございます。
去年の四月にクランクインし、12日間の撮影を経て、
年をまたぎ、ベルリンでご褒美をいただいて、
そして、今日晴れて皆さんの前にお目見えした
この「キャタピラー」。
そして大勢のお客様。
なんて幸せなんだろう今日、私！
今日で「キャタピラー」とは子離れです。
先に先に、一歩一歩、また頑張ります。
新しい、刺激的な、人の心に残る映画に出会うべく。 

「キャタピラー」公開前日。
若松監督と大西君と
ARATA君と大森南朋ちゃんと前夜祭。
皆、志高く、ついつい熱いトークで飲み明かしました。
翌日、大西君に
「毒吐きまくって、ARATA君がびっくりしてたよ」
と言われ反省。
でも楽しいお酒だったなぁ。

ふぁー。遂に映画のピーアールの最期の地、大分です。
お客さん満員。
すべての舞台挨拶が終わった後、若松監督と固い握手。
涙が出てきた。握力の強い手だった。
メイクをするのに、ほとんどついてきてくれた、せっちゃん有難う。
NY行っても頑張るんだぞ！
キャタピラー宣伝部長のかおりんありがとう。
元ちとせさんの歌を持ってきてくれた事務所の社長のまゆみさんありがとう。
ほか私を助けてくれたスタッフ皆有難う。

大分の町は小さいかわいいお店がいっぱいあっておしゃれだった。
中でも"方寸"というカフェは最高にかわいいセンスのあるお店だった。
食べ物うまし、器すってき。
おかみさんのセンス満載でした。
さて、昨日から来ている湯布院映画祭。
天候は心地よく緑が目にいい。お宿は七年振りに亀の井別荘。
お湯に何回浸かったかわからない。
ご飯だって何だって抜群のセンスの良さ。大好きなお宿です。
今度は今日夕食食べた玉の湯さんにも泊まってみたいな。
ここもセンスのいい素敵なお宿。
そんなのんびりほぼ遊び気分の中、キャタピラーの上映。お客さん満杯。
その後のシンポジュウムも満杯。
アットホームで映画好きの人たちが集まるこの映画祭は大好きです。
その後のパーティーも皆さんよってくるよってくる。映画についての質問質問。
みんな熱く語ってくださるのです。
パーティーも終わり泥酔状態の廣木監督を連れて玉の湯さんのバーへ。
それでも飲み足らず安藤さくらチャンもよんでまゆみさんの部屋で三時まで。
とにかく飲んで食べて映画について話して。
よくわからないまま爆睡。
次の日の廣木さんは舞台挨拶に遅刻したのでした。


湯布院亀の井別荘で地元の新聞などの取材



湯布院映画祭　舞台挨拶



大分のカフェ方寸　白玉ぜんざいとお漬物




カフェ方寸　キャタピラー上映記念・白玉ぜんざい


カフェ方寸　　キャタピラー上映記念・白玉ぜんざいポスター


分舞台挨拶

日が落ちるくらいに行くのがちょうどいい。
海はちょこっと行って、後はビール。
海はずっと眺めてても飽きないね。

人間は、ものすごくシンプルなんだなぁと
感じる今日この頃。
逗子にいると、なーーーんにもやることないのに
一日がすぐ過ぎてしまう。
朝起きて、朝御飯食べて、読書をして、
昼御飯食べて、お昼寝して、海行って、
ビール飲んで、夜ご飯食べて。
食べて寝て、食べて寝て。
でもこれが一番シンプルな生き方。
時間を忘れて、気の向くままの欲望に任せて過ごしていく。
究極の贅沢ですな。
そろそろ、来月から始まる舞台の台本を読まなくてはと思いつつ。
もうちょっといいっか。

去年のコラムにも書いた気がするけど、
夏の終わりの蝉の死骸は、何とも切ない。
毎日の様に私を刺す蚊も、
今はちゅうちゅう私の生き血を吸ってるけれど、
余命いくばくもないのだろう。
なら存分に吸わせてあげようかと思いつつ、
ついつい叩き殺してしまう私。
窪塚くんが、キャタピラー見てくれて、
電話してきてくれた。
すっごくいい映画だったって。嬉しい！
思わず若松監督にも報告の電話をしたのでした。
噂によると、やはりお客さんの層は、
年輩の方が多いのだとか。
若いみなさんも是非観て下さい。
絶対私達が観なきゃいけないのです！

思えば映画の公開のため色々な所に行ったなあ。
まずは、撮影でお世話になった新潟。
「ウ゛ァイブレータ」もそうだったけど、
新潟で撮影したものは、何故か私にとって縁起がいい。
続いて沖縄。
一番最初に公開が始まりました。
桜坂劇場は、本当に可愛らしかった。
鶴亀食堂のおばあちゃん、しむのお料理おいしかったぁ。
お客さんが「この映画を作ってくれてありがとうございます」と
言ってくださって、胸が熱くなった。
沖縄は、まだまだ戦争の傷跡が深く残っているのを感じました。
続いて名古屋、大阪。
名古屋はお昼のひつまぶし、夜の名古屋コーチンの
すき焼きがおいしかったなあ。
大阪は、なんといっても"風まかせ"の松井さんでしょう。
大阪は、この松井さんが仕切ってくださいました。
パンチがあって、大阪のおばちゃん！って
感じで楽しかったです。
オフィスの名前が"風任せ"って、なんかおもろい。
うちの事務所も"アプティパ"から
"その日暮らし"に変えよっかって、かおりんと話してた。
京都にお袋の味"てぬき"って店があったなぁ。
大阪は、とてつもなく大きな公会堂で公開されたんですけど、満席。
物凄く嬉しかったです。
続いては、札幌。
シアターキノもとても雰囲気のあるアットホームな劇場でした。
キノカフェの女の子たちも可愛かった。
お客さんは、若い女の子が多くてびっくりしたし、
皆、目を真っ赤にしていたのを覚えてます。
若い女の子には「シベリア超特急」のTシャツにサインしたっけ。
お次は、岡山、広島、福岡。
岡山は、穂浪の料理が絶品だった。
広島は、やはり平和祈念式典に出席して、
改めて、65年前に起こったことを目に焼き付けてきた。
元ちとせさんの"死んだ女の子"の歌が、
式典中ずっと私の体を流れていた。
福岡は、お客さんが熱かった。
質問も多かったし、感想も多かった。
福岡は、やはり芸どころと言われているのが分かりました。
そして長野に行って、只今最後のピーアール地、
山形、仙台、盛岡、八戸に向かっている車中であります。
そして今月末の湯布院映画祭で、本当に終わり。
各地のみなさんの反応を直に感じ、
とても充実した期間でした。
さあて、次に進まねばね。

山形滞在時間、四時間。
二回の舞台挨拶を経て、只今仙台へ向かう車中。
東北の方は、やはり静かで控えめ。
でも暖かい感想をいただきました。
山形の新緑は、緑が深くて気持ちがいい。

山形、仙台と来て、ただいま盛岡移動中。
最後の仙台のお客さんは熱かったぁ。
夜ご飯は、仙台にて。
ホヤを初めて食べました。
おいしかったぁー。
新鮮でぷりっぷり、噂に聞く臭みは全く感じませんでした。 

長かった宣伝活動も青森の八戸市で終わりです。
今日の青森は本当に暑かった。
35度くらいに感じました。
後は、28日から湯布院映画祭に行きつつ、
大分で舞台挨拶。
後は毎日温泉使って、飲み会の毎日が待っています。
「ウ゛ァイブレータ」の脚本家の荒井晴彦さんや
広木監督もいるから、間違いなくのんべえ横町ですなぁ。

今日の夕暮れの空は、本当に絵に描いたよう。
まことに見事見事。
今日は銀座の資生堂ギャラリーに
石上純也さんの作品を見に行ってきました。
こまかーい作業の作品。
使われる色はパステル系で、
見ていると自然に笑顔になる優しい作品ばかり。
涼しいギャラリーの中で、
ほっこり幸せな気分になれるのでは？ 

昨日は千葉の海に行き、ポリーヌ初の温泉体験。
いつも行っている、向島のお店の人に
みかんをお土産で頂きました。
秋の到来ですね。
みかんに目のない、はなえさん。
早速みかんを堪能。
あきこちゃんの剥いてる手先をガン見してるのでした。

朝、クレオとポリーヌがフランスに帰りました。
私のスタジオ見学に始まり、軽井沢、逗子、
109、キディーランド、ディズニーランド、
浅草、花やしき、築地、銀座、
ほぼ一ヶ月で日本を満喫しました。
おみやげいっぱいで、スーツケースの重さは
ぎりぎり、ぎりっぎりセーフ！
お腹いっぱいのバカンスだったに違いない。
私も全部に付き合えたし、映画のPRも含めたら
今年の夏の移動距離はハンパない。
今日は絶対家から出ないことを決めたのでした。