column3

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  1. 百獣の王

    千穐楽の父の"よくやったね。本当によかったね"は落ち着いて思い起こせば、父も自分自身に言い聞かせてたのかもしれないと思った。万全の体調ではない。一ヶ月完走できるのかも、もしかしたら、かなり不安だったのかもしれない。
    この一ヶ月たくさんの役者さんが眞秀に助言してくださり、私のことも気にかけてくださった。それもこれも、父が演出する舞台だから、ここまで豪華な夢のような初舞台が実現した。父はたくさんの方に愛されているのだなということをこの一ヶ月身に染みて実感した。
    改めて父の存在は百獣の王だなと思う。多くを語らず、でも、見て見ぬ振りしながら全部分かっている。口数は少ないけど情に熱い人だと思う(文七元結の長兵衛さん)。皆んながその姿に付いて行こうとする。それがやっぱり、お頭(かしら)なんだと思う。
    脊柱管狭窄症が何とかもう少し良くなってほしい。頑なに手術を拒むが、どうなんだろう。まだまだ父の舞台が見たい。。。

    でも百獣の王を飼い慣らしている母は敏腕な猛獣使いなのかもしれない。

    母には父への絶対的な愛がある。
    一緒に芝居を見てても、"あの役者さん綺麗だよねぇ"と私が言うと"そうね、でもお父さんがやった時の方が綺麗だった"って言う。
    弟の舞台をとある方が褒めてくださった時"有難うございます。でも主人の方がもっといいですよ"とか言っちゃう。
    母さんはとおさんの一番のご贔屓さんなんだなぁ。
    もっとまだ若かった時も"やんちゃしてても、このやろーと思う時も山ほどあったけど舞台見ちゃうとそんなのどうでも良くなっちゃうのよ"とも言っていた。

     

    まだまだ体が重く回復しない私。

  2. 常磐津

    六月からまた常磐津のお稽古だね。兼太夫先生と。
    初舞台でご一緒できたなんて、夢のようです。

  3. 西湖

    母さんからの差し入れ。和久傳さんの西湖を喰らう。甘すぎない感じで喉につるんと入ってきて身体が幸せな気分になる。美味しい!とか、嬉しい!とか、心の栄養になるものを取り入れないといけない。今日こそはマッサージ!と予約したが振られてしまった。サウナでも行くか。

    昨夜はあじ福さんのトンカツ!これ又、最高です!まだ食べられる元気があるからよし!

  4. フランスにて

    フランスの友達が記事を送ってくれました。

    後ろには菊三呂さん

  5. 通常運転

    眞秀はなんとなく弱っていて千穐楽以降ろくに食べてないのですが、学校には行きました。一ヶ月早退だったから今日から通常運転。
    私はまだまだ体が重〜くなんの気力もありません。うなぎを食べてアロマバスにゆっくり浸かろうかな。塩もいっぱい入れて。眞秀も千穐楽前日からできている巨大な口内炎に苦しんでますが、私も口内炎。
    役所さんの受賞映像見たりして、大体いつもだったら、よーし、私もまた頑張るぞ!と思うんだけど、今回は、まだそんな気も起こらない。
    又表現をしたいと思うようになるのかなぁ自分。ふと、不安になる。まっいいか、自然の流れに今は身を任せよう。。。。

  6. 悲しい

    レース後騎手を降ろしてから心不全でなくなったスキルヴィング。
    いつも映像として目に焼き付いているのがキーストン。ふらふらよろけながら落馬されてしまった騎手のところまで行き起こそうとする姿は何度見ても泣いてしまう。
    騎手と競馬馬との絆はこういう事故があるたびにいつも胸が苦しくなる。

  7. 賛成

    https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/nikkangeinou/entertainment/f-et-tp1-230528-202305280000062?fm=topics&fm_topics_id=24a59855f1b91fbd901c49558c26d4d9

    役所さんに大いに賛成!日本人として世界に日本の優れたところを知ってもらう。日本人として世界に認められること。世界に日本人として媚び売るのではなく、堂々と日本代表として世界に立つ。
    ばんざーい!

  8. え?

    今月は敵でしたが楽屋裏ではいつも味方。勿論厳しく怒鳴ってる姿も見てるから怒るとおっかないこともよく知っている眞秀。いつか眞秀も真剣に叱っていただける日が来るかな?
    眞秀の楽屋の様子や私の心配を見透かすかのように絶好のタイミングでメールをいただいたりして気持ちを和らげてくださる嵐くん、感謝いたします。

    千穐楽、花道から引っ込んできた眞秀は泣いていたらしい。よっぽど楽しくて、よっぽど夢のようで、よっぽど寂しかったに違いない。終わった後咲十郎さんと挨拶に回ってた時もシクシク泣いていたようで、まるで咲十郎さんが泣かせたみたいな図になっていたらしい。
    実家に行きヒーマとばあばに眞秀は黒紋付を着てローランと私で感謝のご挨拶に行くと、生まれて初めて見たような父の興奮した姿。ローランと私にも"よくやった。本当に良かったね"その言葉を何回も何回も繰り返す。母も涙を噛み締める。褒められて、なんだか、もう、こんなの生まれて初めてのことだから照れくさくて照れくさくて、コップ一杯のビールでベロンベロンになってしまった。父、母、家族、支えてくださった共演者の皆様、スタッフの皆様、そして自分の気力体力に心より感謝。勿論、初代尾上眞秀の初舞台を見届けてくださったお客様にも感謝!
    團十郎さんからも"沢山寝てね"とメールが来た。彼の動物的な発言にいつもハッとさせられる。感謝。

    眞秀は千穐楽の後は必ず体調を崩す。まあ、舞台ちゃんと務めたからいいか。お疲れ様でした。多分どこかのお弟子さんとライン交換したらしく朝からプロスピで盛り上がる眞秀。どなたかな?眞秀の目から見た楽屋話は今月一ヶ月なかなか楽しかった。意外としっかり観察してるし彼なりに考えている。学校とはまた違う楽しさがそこにあったのだろう。もう楽屋で寝たら?っていうくらい楽屋にいた。そんな眞秀に付き合ってくださった梅之助さんと森池さん。そして挨拶回りと化粧(かお)をしてくださった菊史郎さんは昼は眞秀についてくださり後見もしてくださり、夜は"達陀"と"髪結新三"まで出演でさぞやくたくただったに違いない。感謝。

    さて、千穐楽はさぞや感動して泣き崩れるかと思いきや意外と泣かなかった私。泣いたのは初日前の稽古期間中だけだった。不安でどうしようもない涙。ちょっと優しい言葉かけられただけで涙腺が崩壊していた。
    感動の涙は結局出なかった。その分見てくださったお客様が代わりに泣いてくださった。
    千穐楽、明日の公演はないのに更にメモを書いている私がいた。そうだ、泣いてる場合じゃないんだ。ここから又始まるんだ。

    ローランは翌日も"what a beautiful adventure "と噛み締めている。

    今日祝幕は再び分解されて梱包されてグザヴィエの待つパリのアトリエへ向かう。

  9. 役所さん

    おめでとうございます!嬉しい嬉しい嬉しい!
    役所さんの映画も是枝さんの映画も受賞され、朝からいい目覚めです。
    今日は眞秀はローランとご褒美を買いに行くようです。
    私は、、、部屋の掃除。かな。

  10. 終わりました

    泣きませんでした。あまりに清々しすぎて。
    実家に行きみんなで乾杯しました。

  11. スカイブルー

    にしました。
    毎日の着物のアイロンがけもなくなる

  12. ついに見つけた

    去年、真夜中の撮影中、どこだっけ?どこかのちょっと治安の悪そうな場所のセブンイレブンで見つけて、それほど期待しないで食べたよだれ鷄。それ以来、今の今までずっと探していたよだれ鷄。見つけた!
    思わず、あった!と叫んでしまった。
    こいつぁー朝から、縁起がいいわぇ

  13. 距離感

    柴ちゃん同士の独特の距離感。
    なんか、いいんだよね。
    日本犬の媚びない感じが。
    さっ、朝活も終わり。
    本日千穐楽。
    昨日眞秀は明日は100点出す!と宣言しました。
    どうなることでしょう。客席から強い気を発するしか出来ないかあちゃん。

  14. アナザーストーリーズ

    阿部定
    面白かった

  15. 堪える

    千穐楽前日。私の舞台仲間の野口和美、通称ワニ子が見に来てくれて、送り出しの時に顔を見たらもう、だめだ。
    眞秀のお受験の時にお世話になった先生が見に来てくださり、"家まで涙をとっておきます"と言われた言葉に、もう、だめだ。
    幼稚園からずっと今までご一緒のママ友さんが目を真っ赤にして寄ってこられて。もう、だめだ。
    実家に行き父から"しのぶもよくここまでガッバッタな"なんて、多分近年父からこんな褒め言葉を聞いたことがなかった私はもう、だめだ。あまりに嬉しすぎて梅酒をロックで飲んだら家に帰って22時まで爆睡してしまった。

    稽古期間中、何度も弱音を吐いた眞秀。これは初めてのこと。
    あまりの私の言いように"僕は歌舞伎の才能ないんだよ"と号泣もした。"僕は襲名なんてしたくなかった。みんながやれって言うからやった"と責任転嫁もした。その度に私も言いすぎたと反省したし、眞秀が寝てからなんて不甲斐ない母親だと夜中に泣いた。そんな私を知ってか知らずか、すまして私の横に来て私の体に体重をかけて寝るノアに何度も助けられた。

    一ヶ月振り返ればあっという間だった。こんな大役はしばらくは回ってこないことも知っている。でも、やったことは、事実であり、大きい荷を背負ったのだ。成長したと思う。終わった後からが始まりだ。

    カフェで声かけてくださったおばさまが"眞秀さんの次の舞台の予定はいつですか?"と。そんな簡単じゃないんですよ。でも、又次に見ていただけるように準備はしとかないといけないね。
    又頑張ろう。眞秀、ありがとう。そして、おめでとう!母ちゃん、あなたを誇りに思うよ。

  16. 兼太夫さん

    6月からまたお稽古お願い致します。
    舞台ご一緒させていただき見守っていただき、ありがとうございました。

  17. 初銀座

    一度家に帰ってからノアも一緒に歌舞伎座に迎えに来た。今日も頑張ったからね。
    2階までお客様たくさん。


    ノア、初銀ブラ

    さあ、明日は全て出し惜しみなく、感謝の気持ちで臨んで欲しい!

  18. OH LUCY!

    眞秀の部屋に忍び込みピンポンボールを持ち出しご満悦。

  19. 久々の

    朝の散歩。
    紫陽花の季節になりましたね。びわがなっているのも目につきます。もう、梅雨かぁ。梅雨が終わればバカンスかぁ。
    梅雨は何かと気分も鬱陶しい。体も水分含むからかおも〜くなる。

    舞台が終わればやらなくちゃいけないことが山積で、怖くなる。
    いつもパニックになりそうになるが、目の前に現れた敵から倒してこう!先のことより今!だ。

  20. ありがとう

    やゑ亮さんと音蔵さん。
    稽古の時もずっーと付き合ってくださいました。

    後2回だね。お二人との絡みも。


    お二人の腰から垂れてる糸は眞秀の衣装の引き抜きの紐。
    昨日観にいらした渡辺えりさんは、"敵なのにさー衣装引き抜いてあげちゃってさー、その優しさに涙が止まらなくなっちゃってさー"と。さすが天才は感性が違うなぁと思いつつ
    はあー、母ちゃんも、泣いてしまいそう。。。

    お二人とも、いつも眞秀がカッコよく見えるために合わせてくださって、ありがとうございます。

  21. 岩見重太郎武連

    脚本家の今井豊茂さんの粋な計らい
    原作では岩見重太郎兼益と残っている。
    いわみじゅうたろうかねます?かな?
    今井さんはいわみじゅうたろうたけつらと名付けてくださいました。
    武連
    お気づきですか?
    武は"ふ"とも読みますね。
    連は"れん"とも読みますね。
    フレン。

    岩見重太郎フレンチ。ってこと?
    舞扇といえ、今井さんのしゃれ?といえ。
    眞秀への愛情に感謝です。

    咲十郎さんから届いた。
    祝幕から剥がれたオーガンージーの布。
    結局千秋楽までに何枚剥がれたんだろう。
    初日からするとだいぶ開け閉めあったからオーガンジーもくたびれてきた。でも、それも、時の流れ。時の流れも、アートピース!
     

  22. ルモンド

    フランスの雑誌に取り上げていただきました。
    日本でいうAERAのような雑誌だそうです。

    母もあらー凄いわねーと言ってますが
    ↓稽古中に撮られたから全然膝折れてなーい

    これを読めるほど私のフランス語力はなく
    ↓背中が丸まってる

    ローランに訳してもらうか。

  23. 来てよかった

    終演後、お客様から温かい言葉がかけられる。
    "楽しかったー""元気出たー"
    "北海道から来ました、岡山から来ました、沖縄から来ました、はたまたニュースを見てフランスから来ました"というお客様まで。
    本当にありがたい。
    でも1番嬉しいお言葉は
    "来てよかったー"
    そう言って、スーツケースを引いて帰るお客様。
    きっとそのままどこかに飛行機か電車かで地方に帰られるのだろう。
    帰路で少しでも眞秀を思い出していただけたら、嬉しい。

  24. やったー

    ラミレスご夫妻にご観劇いただきました。


    ラミレスさんから貴重な本数しか作られていないバットを頂き嬉しそう。


    ローランも紹介できて、今度みんなで会いましょうとなりました。
    ローラン、野球のルール教えてください!と言っていた。

  25. 泣いてしまいそう

    このお二人のおかげと言っても過言ではありません。
    ここまで叱咤激励、母子の一進一退も見守ってくださいました。
    今回父の演出助手で入ってくださった市村橘太郎さん。いつも優しく眞秀がやる気になるように仕向けてくださいます。初日は揚幕から眞秀の一挙手一投足を見守ってくださり、泣いてしまったとおっしゃっていただきました。
    そして山崎咲十郎さん。かっこいい立ち回りを作ってくださいました。いつも厳しい目で見守ってくださってます。ありがたいなぁ。父親が歌舞伎役者でない眞秀にとって皆さんが師匠。

    咲十郎さんと 国立劇場のお正月の芝居で

    橘太郎さんと 父の弁天の時ですな