column3

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  1. 芝居心

    ペチャパイの続きがありまして。
    台本を読んでいたその日の公演。父が"おきみちゃんだなーー"と言うセリフを言ったら眞秀がおきみちゃんの顔をじっと見ていた。いままでやってない動き。
    終演後"今日おきみちゃんのこと見てたでしょ"と言うとニヤッと笑って"おきみちゃんがペチャパイって言われて嬉しいのか怒るのかどんな顔するのか見たかった"と言った。いいねー、それが芝居心だよ。"じゃあ、眞秀がおきみちゃん役だったらどうするの?"と聞くと"うーん顔を赤くするかな"って"顔赤くしたって白塗りだからわからないねー"と笑いながら帰路についた。人のセリフで疑問を持てるのはいいことだなーと思った。

     

  2. 朝から

    "おかあさーん今月の台本どこー"と言って朝から熟読している。なんだろう。
    舞台上で父のセリフで目隠しオニをやってる最中に"このペチャパイはおきみちゃんだな"と誤ってお侍さんを捕まえて言うセリフがあるんだけど何日か前から"おきみちゃんて誰だろう"とずっと連呼している。舞台上には女方さんが五人。"絶対この中にいるんだよお君は、ペチャパイだから誰だろう"とかずっと言ってるから気になりマックスが爆発したのだろう。女方さんだからみんなペチャパイに決まってるんだけど。。。台本を読んでおきみちゃんが誰だか分かったらしい。"なーんだ、台本読めばわかるじゃん"とか自分で納得してる。何か気になって自分で調べる。いいこといいこと。例え興味があることがおっぱいだとしても、いいのだそれで。

  3. で、

    出来上がってと食べていると横から師匠のように摘んで食べ"ミルクが足りない"とか"分厚すぎる"とか"口当たりがスポンジみたいじゃない"とか言ってる。誰?ほんと。

  4. 誰?

    家でオムレツ作っていたら、"ミルク入れろそれがキーだ"とか箸でかき混ぜていたら"フォークにしろ"だとか、"かき混ぜ方が足んない"とか言って私から取り上げて師匠みたいに掻き回しだすローラン。
    誰だ君は?

  5. 16日

    https://www.bs4.jp/mahoro2021/

    BS日テレさんで2021年版を放送させていただきます。お昼12時からは2019年版の再放送もいたします。コロナ禍で2年ぶりの放送。私もどのようになっているか分かりません。

     

    ご覧くだされば幸いです。

  6. 褒められた

    何十年ぶり?いや何百年ぶり?に母に褒められた。映画"空白"を見てくれたようで"とてもいい作品に巡り会えて幸せね。しのぶも良かった"とメールがきた。
    母は季節さんと共演したことがあるようでとても褒めていた。
    まあ、兎に角、褒められた。明日は雹が降るのかな

  7. 二人同時に

    起きた!

  8. あっついのに

    昼寝もずっーとくっついてる。

  9. クラフティ

    二人のケーキ作りが日課になりそうです。
    今日は休演日明けの公演です。

  10. 最近

    外をジッーと見て黄昏ノアくん。
    背中から哀愁。
    すーちゃんを思ってるのかな〜。

  11. 開新堂

    村上開新堂のクッキーは本当に美味しい。箱を開けた瞬間幸せな気分になります。有難う。

  12. 初日終わり

    うーん。今月は5月の所作ごとの多い"土蜘蛛"と違って、出番は少ないものの多分1番ハードルが高いと思う。
    わずかの時間だけれども眞秀があの歌舞伎座の舞台に一人で立ち、独白するシーンがある。まして、父がその前に同じことを喋った後で、同じようなことを言いお客様に面白いと思っていただくシーン。
    うちで練習してる時は落ち着いて自分の言葉でしっかり喋れてるのに、歌舞伎座に行くと、どうしてもセリフが走ってしまう。"なんでそんなに焦るの?"と言うと"戦が始まるんだよ、そんなゆっくりセリフ言っちゃダメじゃん"と彼なりの言い訳をする。その通り!焦ってるんだけど、セリフは伝え、何よりも自分の気持ちを伝えなくてはいけない。難しいよねー私も"それが芝居なんだよ"と言うしかない。戦が始まるから焦ってる気持ち、それは眞秀の正しい気持ち。だからといって焦ってセリフを喋るといけない。時代物より世話ものの方がより現代に近いから気持ちを乗せていかないとただセリフを言ってるだけにみえてしまう。じゃあ、今のセリフを今風に直して眞秀の言葉で喋ってごらんと言うとなかなか上手くできる。
    新たな試練。あの舞台に一人で立っていられる快感、お客さん対一を楽しんでもらいたい。
    なんでセリフが走るかも勿論わかる。一人じゃ間が持たないと本能的に感じているからだ。私は一人芝居はなんの興味もない。今まで何度も話はあったが芝居は相手あってのもの。相手を想定しての一人芝居なんてわたしはなんの興味もない。相手がいるから自分が変われるしそれが毎日楽しいから。シェイクスピアの独白とか私も芝居中一人で舞台に立つことはあるがその劇場の空気を一人で埋めるにはそれなりの自信がいる。人の芝居を見に行っても、何人か舞台上にいてもスッカスカの舞台もある。空気が埋まってない、世界観が作れてない。逆に凄い役者さんだと、一人で出ていても十分なくらいオーラを放ってその空間をその人の色に一瞬で染めてしまう。ブロードウェイでジュディ・デンチを見たときに一人で登場した時のあのオーラといったら。高校生の時に見たけど今でも私の脳裏には鮮明に焼き付いている。難しいんですよ。大人でも。それを9歳でやらせていただいてる眞秀は本当に羨ましい。ローランもそこのシーンを見て"too fast"と言っていたけど"あの舞台で一人で立つあの姿は僕の中で一生目に焼き付いていることだろう"と感動していた。千秋楽までに"なんで気持ちいいんだろう!"と眞秀が思うかな。一人で立っている楽しみを味わってもらいたいな。
    出番は少ない。でも、そういう役を大きくしてしまうのが素敵な役者なんだと思う。映画でもありますよね。脇役のちょっとの時間の出演でも終わった後そこだけのシーンだけすごかったなーと思わせる方。
    明日から少しずつ登っていってほしい。
    それにしても父は元気です。来年80歳。午前中にケーキを届けにいった時の父とは別人になってしまいます。逆に舞台によって元気にさせられてるのかもしれません。
    時事ネタ満載の楽しい舞台です。こんな歌舞伎もあるのかーと思っていただけると思います。
    芸術の秋に、皆様に笑っていただきたいと思います。マスク続きで笑うことも少なくなりました。マスクを取ると自分が能面みたいに感じてゾッとする時もあります。口角を上げるためにも是非歌舞伎座にお越しくださいませ。

  13. パンク寸前

    釘を思いっきり踏んでしまったようです。いつ踏んだんだろう。なんか後ろ姿が似てるなー。二人とも修理をガン見してます。

    ちなみに、ローランと眞秀作のバースデーケーキは無事父と母の胃袋に入りました。なかなか、美味しかった。

  14. 初日

    今日は初日です。父の79歳の誕生日です。79。。。今月も舞台を駆け回ってます。
    眞秀も同じく初日を迎えますが、ローランと一緒にヒーマにあげるバースデーケーキを作るんですと。うまくいくかなー。
    それにしても、ケーキ作りはローランに頼み、キャッチボールは私に頼む。おかしくないか?キャッチボールはやりだすとハンドボーラーの血が疼く。昨日マッサージに行ったらなんか腕がかなり凝ってるんですけどどうしました?と言われた。内緒。
    さっ、今日の初日楽しくできるといいね