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'09.01.13 Movie Column 〜アメリカンクライム〜
1月10日
DVDで「アメリカンクライム」を見る。
何とも胸が悪くなる映画だった。
ある少女がシングルマザーの元に預けられ、
虐待を受ける・・・
ざっと説明してしまえばこういう映画。
少女役はエレン・ペイジという女優さん。
ティーンエイジャーの出産を
とても温かく楽しく描いた去年流行った映画
『JUNO/ジュノ』で主役をやっていた女の子。
その映画ではおませで
とても前向きな女の子を演じていた。
今回はムカッとするくらい虐待を受けるだけ。
なにも反発しない。
狂った女性だけでなくそこに住んでいる、父親違いの子供達 も同様に彼女に虐待を続けていく。
「何で?」
「やだ!!」
「信じらんない!!」
といいながら結局最後まで見てしまったけど
何ともムヤムヤする映画。
まして実話に基づいているというのが
よけい気持ち悪くなった。
何でこんな映画があるのだろう。
私は「ダンサーインザダーク」や
「ドッグビル」のような
何だかいたぶられていたぶられてお先真っ暗という映画は何 が良いんだろうと思ってしまう。
ローランとしゃべると
それはアートだからってものすごく反発される。
だけど私はイヤだ。
痛くても何処かほんの少しでも救われたり見る側に夢を与え てほしい。とはいっても、こういう世界が好きな人は一杯いるわけだから
私が観なければ良かったという事だな・・・・。