
ARCHIVES
-
'10.02.15 義理チョコの説明
14日のバレンタインに向け、チョコレートケーキを作りました。
ダーリンの分プラス、芝居で一緒の18人の役者さんのために。
そこでまた問題勃発!
ローランには、何故私が18人分作っているのが意味が分かんないらしい。
「lovdは一つ!!」って叫んでる中もくもくと無視して作ってる私。
18人分は大きなお皿で、ローランにはハート型の中ぶりのケーキを作って
それプラスプレゼントで特別扱いしてんのに。
でも、こっそり剛君と窪塚君にはちょっと特別扱いで、
小振りのハートで作ってたら「何で二人だけはハートなんだとか」怒りだし。
もーめんどくせー。
ケーキを作り終わって、その後三時間ほど日本の「義理チョコ文化」について語り合った。
それでもローランは意味が分からず、娘に電話したらクレオも完璧父ちゃんの味方。
一緒になって攻められたし。
ちきしょー、この二人がタッグを組むと無敵なんだよなー。
でもこれが私のやり方。だめっすかぁー?
-
'10.02.14 st!valentine!
気付いたら後二回で終わりじゃん。
大阪の劇場は後ろの扉が開かないので、後二回の見納めだ。
しかも明後日にはベルリンに向け飛行機に乗ってるし。
映画祭用に着物も選ばなきゃいけないし。
大阪直接入るから、その分の荷造りもしなきゃいけないしと。
犬も実家に預けにいかなきゃいけないしと。
何だかせわしなくなってきたなー。
芝居は、未だ奇跡的に鮮度を保ててやれている。
これは本当に奇跡的です。いい意味でも悪い意味でも不安定だからね。
まさに狙いどうり。でも難しい。
映像では一人で変わっても変化が見えるけど、
舞台だと一人変わっただけじゃあ、何も変わって見えないんだよなー。
すべてのミザンセーヌを変えて、初めてお客さんに分かるから
舞台ってやっぱり団体行動なんだよなー。
もちろん自分の中でも変化はありますよ。
昨日、ラスト三回にして今まで気づかなかった夏美を発見したし。
何かどんどん夏美が愛おしくなってきたなー。
まだまだ私の知らない夏美さんを発見してあげることにしよーっと。
宜しくね。
-
'10.02.13 ありがたや
今日は、ちょーーーー多忙な中、我らが龍馬!
福山さんがお芝居を観に来て下さいました。
「絶対観に行きたい」と言って下さっていたから、
本当に嬉しかったです。
有言実行!坂本龍馬そのものだ。
私は「あー、行く行く」とか「今度ご飯でもしよう」って言っちゃって
そのまんまってことが応々にしてあるので、是非見習いたいと思います。
感想は、刺激的な舞台でキスシーン全開だったので
「龍馬としては、乙女ねーやんが!」と思ってしまったそうです。
またまた乙女ねーやんが帰ってくるので、待ってて下さいね。
-
'10.02.12 短編映画
今日は下北に短編映画を観に行きました。
15人の監督が3分の短編を作ったもので、その中の監督の一人に
我がパーティーの柄本佑くんが作ったものもあり、共演者達と観に行きました。
いろんな作品があったのですが、”アジアンテイスト”という作品はおもしろかった。
何だかわかんないけど不思議で。
二人で正面切って煙草をくゆらせてるシーンは、
ちょいとポルトガルの監督のペドロ・コスタに似てたりして。
私の敬愛する監督アキ・カウリスマキにも似てたりして。何か面白かった。
思えば、夕張映画祭で広木監督とショートフィルムの審査員をやらせてもらったときも
私的に駄作から秀作までいろんなものがあって楽しかったし、
その時グランプリを取った鞠子さんは、こないだ私が出演させてもらった
映画「ラッシュライフ」を撮った。
今日の15人の中から、素敵な監督が誕生するのかそれは分からないけど。
日本の映画のためにガンバレー。
-
'10.02.12 私の癒し
お腹出して、ひっくり返って寝てる捨助さん。
こわ!でもかわゆし。
-
'10.02.11 夜の部
いやー緊張したー。
どこを観ても芸能人芸能人。
ラスト何回にして、駆け込みでみんな観に来てくれてます。
今や目をつぶってたって、せりふが出てくるはずなのに、
今日はやたらに緊張して、久々にスリリングな夜の部でした。
人間て素敵だな。ひと一人の力って凄いんだなー。
でもほとんど知り合いだったから、楽屋に来て私の顔を見るなり
「18才!18才」ってみんなに言われた。
「私だって、好きで18やってるわけじゃーないわい」と思いつつ、
日々励んでいるわけです。
みんな、ペギーだって葉っぱだって18才なんだぞ!
18才ってセリフにないだけで。しょぼーん。
夏美は「第二次世界大戦」で「世界の年」だって寺山さんは言わせてる。
そこが超越できてない私の芝居はだめだっつーことか?
と思いつつも、蜷川さんがそれで良しって言ってくれてるからいいや。
それだけでいいや。
私にしかこの役はできない!と思って明日からまた頑張るのだ。
-
'10.02.09 終演後
昨日は、舞台でハプニングがあり、なんとなーく後味悪し。
しかもそんな日に限って、終演後の顔を撮る撮影だったし。
私、正直もんだから、きっと物凄い不機嫌な顔したと思う。
でもそれもいいっか。一期一会。
ってことで、帰ったらまた眠れない気がしたので、かおりんたちと飲みに行った。
テレビっ子のつるちゃんも、この芝居で目を真っ赤にしてくれたし。嬉し。
始めは飲み屋に始まり、沖縄料理屋に行き、
これでお開きと思った矢先に、とある役者さんに呼び出され、
いつの間にか足はそっちへ。みんな若いから、芝居を熱く語ってた。
そうこうしてるうちに、とある歌手さんがいらして
持ち歌をカラオケで絶唱!ちょーーーーー、感動でした。
最後も盛り上がる曲で、踊りまくり歌いまくり、
シェケナベイベー!って気付いたら四時じゃん。
こっ!こんなはずはなかった!絶対に!
-
'10.02.08 ニューアイテム
我が楽屋に、またまたニューアイテムの導入!!
灰男ちゃんがくれた怪獣。
目がうつろで、歯が出てて、耳も出したら
昼の部の楽屋入りの私にそっくり。
夏美にも似てるなぁー。
よし!君も大阪公演参加決定!
-
'10.02.08 三日月
只今、二月の八日午前二時五十八分。
昨日は、パトゥイエ夫妻のお家にお邪魔して、
水炊きをご馳走になりました。
ごま油のたっぷり効いた鶏団子、美味しかったよー。
美味しいワインもたっぷり飲んで、今日はいい気分で寝れると思いきや、
またまた目が覚めてしまい、ベットから抜け出して、
またちびちびやってますの。
芝居の初日前後の眠れなかった日々を思い出す。
でも、三日月が出てて綺麗だなー。
きっと楽屋においてある、旗持ったmedicomtoyが
“あと10″を示したからに違いない。
東京公演千秋楽まで、あと10回。
今日やったら、あと9回。
何だかしみじみとしてきました。
こんなにどきどき、毎日がexcitingで、刺激的で、
お客さんからstanding を貰って。
役者って、何て素晴らしい、幸せな仕事なんだろう。
眠れなくたっていいや。
これも人生のうちの、たった一欠片に過ぎないのだから。
今を存分に楽しむことにしよう。
今晩の三日月は、一体どんな月に姿を変えるんだろう。
-
'10.02.07 ディディエ
今日はいい気持ちで芝居が終わったので”didier”という
昔のフランス映画を観ました。
コメディーで、犬が突然人間になるというばかばかしい話。
でも犬役が私の大好きなフレンチコメディアン、
アラン・シャバが監督兼didier役もやっている。
何て素晴らしい役者なんだろう。本当に仕草が犬そのもの。
字幕がないのに、十分楽しめた。
いい役者は、言葉がわからなくたって分かるんだよねー。
まっ、犬役だからせりふは皆無だったけど。
兎に角、笑ったなー。
うちのわんころたちが、突然人間になってたら大変だろうなー。
文句とか、めちゃくちゃ言われるんだろうな。
そうそう、私がやってる芝居もたくさんの外人が観に来てくれてる。
揃って大絶賛。言葉が通じなくたって良いものは良いのだ!!
夏美18才、明日もがんばります。
-
'10.02.05 私生活
はあーあー、私生活って難しいなあー。
近年まれにみるカンパニーの楽しさに心弾む毎日。
運命共同体の剛君も窪塚君も良い人だし、
私の隣の毒部屋には六平さんに金さん、継太さんがいて、
自分の楽屋滞在時間より、全然長くそっちにいる。
楽しい話や、時にはちょっとだけまじめな話。
毎日飽きることがない。
そんなこんな、稽古も含めカレコレ2ヶ月。
ローランがここのところ寂しそうにしてる。申し訳ない。
後少しの辛抱だよ。
ベルリンに一緒に行くじゃないか!わかってくれろ!
以前「愛の流刑地」のメンバーの食事会に
ローランを連れてったら、豊川さんに怒られたことがある。
恋人同士の関係の役をしてる時に連れてった
私のデリカシーのなさにだ。
私も昔「近松心中物語」で継太さんと夫婦をやってるとき、
楽屋に子供を連れてきて、烈火のごとく怒ったことを思い出す。
これからこの人と心中するっていうのに、
何てデリカシーのない人なんだろうって思った。
とは言うものの、結婚してからは、打ち上げに連れてったりもしてたもんだから
私のやってることも筋が通ってなくて、めちゃくちゃだ。
頭が混乱してきた。
やっかいなやつだなー、俺って。ごめんよ。
-
'10.02.05 寺山修司さん
共演者の蘭妖子さんから戴いた、寺山修司さんの作詞のCD。
早速聴いてみていると、兎に角、暗い。
地獄、首締め、売られていった。
どの歌も暗い。
今日は昼公演なのに、私の楽屋は一瞬にして
夜の狂気の世界に変貌した。
よし今日の夏美はこれでいこう。
ちなみに左に映るピエロさんは、これまた共演者の三谷昇さんが
ご自分で作られた作品。
ずっと楽屋に置いてるから、いっぱい色んな
私を見てきたんだろうなこのピエロ君は。
-
'10.02.04 朝青龍
朝青龍が引退?なんですか?
昼夜の合間の時間に楽屋で聞きました。
ショックだー。めちゃくちゃショックだなー。
波瀾万丈な生き方の人だなー。
相撲離れしそうだなー。
輝いてる人に、神様はどうして爆弾を落とすのだろう。
-
'10.02.01 初雪
初雪観察!!どしゃどしゃ降り出しましたなー。
今日の舞台は、とても神秘的に雪が私たちの芝居を演出してくれました。
舞台は一期一会だなー。
今日の景色は二度と無いのだなぁー。
今日は雪見beerだあー。
-
'10.02.01 姫と捨
かわいいなあー。
全然かまってあげられてないから、
帰ったら、びたーーーっとくっついてくるわんころたち。 -
'10.02.01 フランス映画祭
今年のフランス映画祭は、今からわくわくのラインナップです。
なんといっても団長は、ジェーン・バーキンですから。
監督もガスパーノエや”キングスアンドクイーン”のアルノーデプレシャン
そしてなんといっても「潜水服は蝶の夢を見た」の
主演男優のマチューアマルリック!!!!が日本にやってくるのだなー。
会いたい会いたいなー。
何とかして会えないかと今から作戦を立てているところです。
去年は、団長がジュリエットビノシュで、
映画祭最中にコンテンポラリーダンサーのアクラムカーンとの
ダンスパフォーマンスをシアターコクーンに観にに行ったっけ。
その前はソフィーマルソーだったし、その前はカトリーヌ・ドヌーブだったし。
しかもカトリーヌ・ドヌーブの時には、結婚して初めてのツーショットだからとか
何とか言われて、レッドカーペットをあのカトリーヌ・ドヌーブの後に
とりで歩いてる私たちがいて、
ローランに「この日本の文化は意味がわかんないし、
映画に対してリスペクトがない国なんだね」と言われたことを思い出す。
全くの同感で、何も言えなかった。
思えばNYにいる時に、たまたまNHKを見ていたら
「海老蔵結婚」ってニュース。え?これNHKだよねっ、て一瞬目を疑った。
日本はあまりにも平和な国だ。
世界では、毎日どこかで戦争が起こってるっていうのに。
-
'10.01.31 バフブルギニオン
ローランが作ってくれた"バフ ブルギニオン"。
フランス版肉じゃがみたいなー、ビーフシチューみたいなー。
うっまそー。
-
'10.01.29 テニス
オーストラリアオープンをライブで観ています。
フランス人で、彗星のごとく現れたトンガを
ローランは「no c’est pas vrai!quoi!(ありえないだろ!)」とか
「merde!!!(くそ!)」とか「ouhlala c’est manifique!!!(あいあいあーすばらしい)」とか
言いながら興奮して観てはります。
でも私は、なんといっても対戦相手の王者フェデラーですねー。
格好いいしエレガントだし。
彼がやってることは、物凄いことをやってるんだけど、
いとも簡単にやってるように見えるのです。
私だって只今、満身創痍です。
上り下りが激しいし、変わった体の形もしなくてはいけないし。
いつの間にか、気づくと傷になってたり、痣になってたりしてます。
でもそれを、いとも簡単にやっているように見せるのがプロなんだなー。
歌舞伎の女形だって、あのエレガントな動きの下では、
体を殺して、物凄い態勢で踊っているのです。
やってるのは男性ですから、肩幅を狭く見せるために僧坊筋をくっつけ
膝も折り曲げてのスクワット状態です。
すごいなー、みんな。
まだまだ私のやってること何て甘ちゃんだなーと、
テニスを観ながら思ってしまっています。
って、書いてるうちに勝負がついちゃいそうですな。
-
'10.01.29 歌
いやー、朦朧とはしていたものの、みんなに助けられて
素敵な二回公演でした。
遠藤ミチロウさんの歌が劇的に良くて、
今日なんか死んでるのに、泣いていた私がいました。
涙が、つーーーっと流れてきました。
歌って人の心を揺さぶるなぁー!すてき!
-
'10.01.28 “shit!shit!shit!”
朝、体温測ったら38度だし。何回計っても38度だし。
あーあーあー、やっぱり昨日二時までの撮影は過酷すぎた。
泣きシーンばっかりだったし。
夜中からだんだん目も開かなくなってきて、相当な倦怠感があったので、
いやーな予感はしていたのです。
しかも今日二回公演だし。
戦いに行、く武士のような気分です。
でもこの朦朧とした世界でやる舞台は、意外と力が抜けて、
良いもんできるかも!と奮い立たせているところです。
ベランダから下を見下ろすと、満開の梅が見える。
何て綺麗なんだろう。
-
'10.01.27 差し入れ
まだまだ撮影は続くのです。
先が見えません。
今日は大切なシーンが満載で、疲れ果てています。
甘いものをばくばく欲しています。
松原さんが差し入れてくださったみたらし団子を食べ、
私が差し入れしたシュークリームを食べ。ベビーバナナを食べ。
中でもおいしかったのが、福山さん差し入れの”あまのの揚満念”
一口サイズになっていて、表面ぱりっと、
中は美味しいあんこが入って最高でございました。
福山さんは美味しい甘味をよく知っています。
こないだ頂いた、干し柿の中にくりきんとんが入った和菓子は
ぶっ飛ぶくらい美味しかったです。
次は何が出るのかなー。と期待せざるをえません。
-
'10.01.27 乙女と夏美
何だか体の中が、ひっちゃかめっちゃかになっています。
舞台中でも大河の撮影を実行せねばならず、
自分がなんなんだかわかりません。
しかも乙女さんと、寺山ワールドを一日二役やるとなると、
変身にパワーがいるのです。
でもやっぱりありがたい。
昼の撮影が終わって、楽屋に入って夏美になって。
夏美の存在を認めてくれるキャストがいて。
舞台は運命共同体。
本当に感謝しています。
今日の休演日は、まるまる一日乙女ちゃんです。
それが終わったら舞台に集中。
一日三役は、はっきり言って無理だ!
-
'10.01.24 横綱
バンザーイ!
朝青龍優勝!強いなぁー。
強く居続けることって、本当にすごいなぁー。
大関までは横綱がある。
横綱になったらあとは引退あるのみ。
役者は基本的に引退ないしなぁー。
私はいつか引退するのかなー。
-
'10.01.23 舞台
舞台の初日の興奮からあけ、久々に眠れたかと思ったら、
一難去って、また一難。
またまたベットから抜け出して、ウイスキーをちびちびやってます。
これからは、いかに自分が何を感じて、相手に何を渡して、
何が毎日得られるか、何を毎日お客さんに与えられるかの戦いです。
稽古が始まり、早一ヶ月。
当然芝居は毎日のようにやってるわけだし、
あるテンションの中で、世界観を見せつける芝居だから、
そのテンションが無くなったら、鮮度が無くなっていくのはこれは悲しいかな
当たり前のことなのです。それが人間ですから。
でも毎日初めて観に来てくださってるお客さんの前で、
まるで初めてやっているかのような新鮮な芝居を観せていく。
これをやらねばいかんのです。
これが舞台なんだなー。
今回蜷川さんに、この役を任命された責任は、
重々わかっているので、それを全うせねばいかんのです。
楽したらこの芝居は終わりだ。
-
'10.01.21 ベルリン映画祭
やったーやったーやったー!!!
我らが若松孝二監督の”キャタピラー”が
ベルリン映画祭のコンペティションに選ばれました。
本当に嬉しいです。賞なんてどうでもいい!
この映画が世界に観られるということに価値があるのです。
今やっている舞台の東京公演と大阪公演の間、
4日間がたまたま空いていたというのもついていました。
ベルリンに行ってきまーす!
窪塚君にそれを言ったら
「大阪公演には帰ってきてくださいよ!素敵な俳優にあっても」と言われました。
うーん。もしベネチオ・デル・トロ様がいたら
それはわかんないなー。
兎に角バンザーイ!バンザーイ!