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'09.07.09 Life Column 〜和食〜
昨日はあきこちゃん家で、久々の和食を堪能しました。
私たちフランス人を夫に持つ身としては、なかなか和食を、
特にぐるぐるぐる、じゅるじゅるじゅると、納豆を
堂々と食べられない立場にあるのです。
昨日はあきこちゃんの旦那様も出張で、
うちのロロも外食ということで、
これ幸いと、あっこちゃんがおいしーーーい和食を
作ってくれました。
近所の魚屋さんで買った明太子に、
味の濃厚なお豆腐の冷や奴に、酢の物に、
ぱりっとあぶった海苔。
そして、ふっくらおいしく焼けてるサワラの塩焼きに、
ご飯に味噌汁!!
一品一品、小さいお皿をたいらげていく喜び。
フランス料理のようにバーン、ボーンという感じの
ダイナミックさや満腹感はないものの、とてもお上品。
私達(“達”と言ったら、あっこちゃんに怒られるかも
しれないけど)
普段、肉食獣を相手にしているので、
自然と肉食獣に対応できる免疫力が培われつつある。
でも、こうやって小鉢をいただいて、
まだほんの少しだけおなかに余裕を持っている私たちは、
とても楚々とした
“やはり私達って大和撫子よねー、うふふ”
って何だか嬉しくなってしまう。
最後は、これまた和菓子とお番茶で締めくくり。
すっかり堪能した私は、そのまましばらくソファーで撃沈。
はー、なんて素敵な一日だったのでしょう。
やっはりご飯の国に生まれたんだー、私は。
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'09.06.30 Life Column 〜タンポポ〜
昨日買った、蕾のシャクナゲさんが
もう三つも花を咲かせています。
命が短い花ですが、何ともいい香りです。
さて今日は、伊丹十三監督の”お葬式”を観ました。
先日、フランス人が集う食事会で、
今まで観た日本映画で良かったものは、
という話になり、みんなが声をそろえて
「タンポポ!」と言ったので驚きました。
何でもフランスでは”タンポポ”がロングランしたそうで す。
私は”タンポポ”も好きでしたが、
“お葬式”が好きだったので聞いてみると
“お葬式”は知らないというんです。
すかさず次の日TSUTAYAへ!
しかも伊丹作品は、すべて字幕がついているのでした。
ローランは、いつも日本やアジアの映画を
観たがるのですが、如何せん英語字幕付きのものが
ありません。
やはりすばらしい作品だと思いました。
ローランも「コミカルとシュールとユニークと、
全てが揃ってて、当時全盛期だった頃の
フランス映画に似ている。
このような日本の映画は、
いつからなくなってしまったのか?」
と言われてしまいました。
でも納得なんです。本当に面白いんです。
しかも、今では考えられないキャスティングで。
笠智衆さんがお坊さんで少し出ていたり、
大滝秀治さんの絶品のお芝居を観ることができたり、
またほんの少しの役で岸辺一徳さんが出ていたり、
小林薫さんが出ていたり。豪華豪華!
でもやはり、監督の、
何かお客への心をくすぐるポイントがいっぱいあって、
本当に傑作だと改めて思いました。
私も“お葬式”の参列者や通行人でもいいから、
この作品の中に存在していたかった!!
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'09.06.29 Life Column 〜姫ちゃんと捨ちゃん〜
ここのところ、柴犬の姫が食事を自分で食べない。
実家に預けると、母さんはよく手であげてるらしいので、
それを覚えているのか、ただ単に甘えてるのか、
私の手作りご飯が嫌いなのか、
かがんで食べるのが年とともに辛くなったのか、
全くわからない。
一応、申し訳なさそうな顔をして、
皿の前にジーとたたずんで、
上目遣いで私を見つめるんだけど、
そのままにしておくと、絶対に食べない。
捨チャンは、神業的な速さで食べてしまうので、
食べられてしまうという殺気を感じて食べないのかと思い、
部屋も隔離すると、なおのこと怖がって食べない。
よく行くペットサロンの人は
「年とともに頑固になっていくんですよ、
ワンチャンも。」って。
それをローランに言ったら「like you」とか言いやがった!
私も頑固になってきたって?年とともに?
チョームカつくんですけど。ロロだってそうじゃん。
私は知っている。姫ちゃんは、肉とご飯が大好物なことを。
でもそれだけあげてたら、デブ街道まっしぐらだ。
だからあえてあげない。
野菜も肉もダイエットドックフードもヨーグルトも
バランスよくあげている。
絶対、私たちよりもいいもの食べてる気がする。
捨チャンは食べ終わると、
口の周りいっぱいに食べかすをつけて満足そうなのに。
何をあげても食べてくれるのに。
それをいうとローランは、
「だって、こいつは trush boyだから」って。
捨は、何でも食べちゃうゴミ箱のようだって!?
聞き捨てならない。
ローランはいっつも姫には甘い。フランス人だから、
絶対的に女に甘い。
今日も、無理矢理私が食べさせてたら、
今、家に来ている生野菜が全く食べられない、
彼の友達のポロのことを例に出して
「もしポロに毎日生野菜あげたらどうなる?
こんな酷な人生はない。
好きなものを食べさせて、人生を楽しまなきゃって。」
いつもは犬と人間は絶対違うって言うくせに、
都合の良い時だけ一緒にしちゃってさー。
だって、君だってハムとチーズとパンばっか
食べてるからそんななんじゃん、と口先まで出たけど、
朝から喧嘩したくなかったので、ここは飲み込んだ。
私は姫を肥満にしたくない。
ローランは、このまま食べないで餓死するのと
デブになるんだったら、デブになったほうが幸せだし、
彼女の人生だし、君には関係ないという。
だって私が管理してあげないと。
はーーー。どうにかして解決しないと。
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'09.06.25 Life Column 〜太陽〜
廣木監督からメールあり。
今新宿バルト9で公開中の、
私が出演している「ラッシュライフ」という映画の
トークショーに出演してくださったようで、
私の部分が良かったってメールが来ました。
廣木さんは、あまり多くを語らずなので
正直嬉しかったです。
公開から順調らしく、
席数の少ない館から大きな館に移ったそうで、
これもまた嬉しいニュースでございます。
東京藝術大学の京子編をやったスタッフのみんな!
苦労が報われたね。
とある一日。人間失格の制作発表から始まり取材をやり、
その後は銀座のエルメスへ。
名和晃平さんのエキシビションに行きました。
名和さんの作品を知ったのは二年前、
ローランに連れて行ってもらった
神楽坂のhotelアニエスでやっている、
hotel全部屋を借り切ってやる、
大きなアートショウでした。
スーパーマリオのフィギュアがビニールのような
様々な大きさの透明のぶつぶつに覆われている物でした。
何かアートの世界というと、難しい領域な感じでしたが、
そのぶつぶつのマリオ君を見たときは、
何かほっとしたというか、単純におもしろいなー
という気持ちを持ったことを覚えています。
その後、ローランがMOT美術館でやったショウにも、
名和さんが参加してくださいました。
その時は、真っ白い個室に入るとガラスの箱があり、
そこに鹿の剥製だったり、マシンガンだったり、
いろんなものが不思議な形で見えてくるんです。
これもとても面白かったです。
そして今回エルメスにて。いやー、とても素敵でした。
アートを知らない私でもとても楽しめるので、
是非足を運んでみてください。
不思議な世界が味わえますよー。
さてさて、私の一日はまだまだ長いのであります。
その後、ご近所のラストゥール家へ。
フランス人の集まりということで、
おいしーーーいハムやサラミ、チーズ、
あっこちゃんが作ったtart、サラダ、
その後は桃のデザートに、最後は何故か八ツ橋まで。
いっつも何でもおいしいんだよなー。
私はだいたい日本食しか作れないから、
あっこちゃんがちゃっちゃとtartだったり、
キッシュだったらブラウニーだったりを作っているのが、
すごくうらやましいし、私もそうなりたいなー。
やっぱり煮物を出したときのローランの顔と、
あっこちゃんがtartを出したときのローランの顔が
全然違うしなー。
頑張るぞ。
結局、何食食べたか何杯飲んだかわからないくらい、
堪能してしまいました。
今日の私は特別元気。
一度も船を漕ぐことなく、一時まで保ちました。
あっこちゃんの分析だった、
日中太陽に当たってるからじゃない?って。
そうかも、やっぱり新居は明るくて、元気になるのかも。
花を買ってもすぐ咲いてくれるし。
やっぱり太陽は大切だなーと、
口角があがったまま眠りに落ちた私でした。
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'09.06.24 Life Column 〜散歩道〜
朝も夕方の散歩も、あれだけ前の家に
帰ろうとしていた姫ちゃんが、初めて通り過ぎました。
二回通ったから、これはやっと
新居が気に入ってくれたのでしょう。
でも素通りした瞬間、
何だかちょっぴり寂しい気持ちにもなりました。
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'09.06.22 Life Column 〜脱毛〜
制作発表前日は、ビューティーデーでござーぁす。
引っ越しで痛めつけられた爪を何とかしようと、
いつものネイルサロンへ。
明日は取材もあるので、腕毛もすね毛も
カミソリで剃らないとってネイリストさんと話してたら、
「え!カミソリで剃ってるの!?
だめよ、だめだめ!女優さんなんだから!」
と言われてしまい、言われるがままに個室へ搬送。
えー、だって36年カミソリだったんだけどなー。
カミソリを使うと太い毛になるらしいけど、
だったら何でカミソリのCMがあるわけーと思いつつ。
個室に寝かされ、四人がかりでワックス脱毛が始まった。
なんか見たことのある物体を腕と足に塗って、
その上に布をのっけてぱっかぱかはがしていく。
そうだ!この物体はハンドボール時代、
ボールをつかみやすくするため使ってた松ヤニだ!
懐かしいなー。我が青学ハンドボール部は、
周りの学校が坊ちゃん刈りの中、
ちゃらちゃらロン毛だったから、
いっつも髪の毛にべったり松ヤニつけられて、
解くのが大変だったっけ。
物体は、その松ヤニと蜂蜜をブレンドしたものらしい。
手際よく四人に襲われる私。
まるでライオンの餌食になった子鹿のよう。
なーんてバカな想像してる間に、痛みもなく終了。
お陰でつるっつるになりました。
これでスタイリストのなっちゃんに怒られなくてすむなー。
なっちゃんは、ローランと結婚してあまり毛を剃らなくなってしまった私に
いつも取材の時カミソリを持参してくれる。
私もなっちゃんに怒られないように前日には剃るようにしてるんだけど、
どうも至らない部分があるらしい。
剃ってる私の姿を見てるローランは、
いつも不思議な顔をして見てる。
ヨーロッパ人はかなりナチュラル派が多いから、
鼻毛だってボウボウの人が多い。
ローランもその一人だから、寝てる時、
何度もはさみで切ってやろうと試みたことか。
でもローランは決まって「フィルター、フィルター」と。
害から守る毛を無くすことは、
全くもってナンセンスらしい。
でもなー、どうにか説得できないかなーと思いながら、
自分もかなり毛に対しては無頓着になってきた気がする。
かつていつのオリンピックか忘れちゃったけど、
マラソンで一番にテープを切った女性が
手を挙げた時に見た両脇の毛は、
幼かった私にもものすごい鮮烈に残っている。
絶対その人もヨーロッパ人だったに違いない!
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'09.06.18 Life Column 〜人間失格〜
制作発表にて。
今日は、一年に一ヶ月しか着られない無双の着物を着ました。
みなさんそうそうたるメンバーです。
中でも久々の室井滋さんに、ハイタッチで再会。
室井さんは、ローランと知り合ったばかりの時、
NHKの朝ドラ「純情きらり」で共演中でした。
片言の英語を辞書で引き引きメールをしていた頃です。
その時から「結婚するよ」と予言したのです。
まだ好きだという感情がなかった時だから驚きです。
今日久々にあったら
「なんかもうじき子供できるよ。」って。
それが本当ならめちゃくちゃ嬉しい!
「それでねー多分ねーフランスに住むよ」って。
えー、ホントかなー。
でもありえなくはないなー。
「でねー、その家にねー 私よんでね」って。
「それって、室井さんが暗示にかけてんじゃないの」って
伊勢谷くんのナイスつっこみ。
うーん、でも”預言者”室井滋は侮れない。
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'09.06.17 Life Column 〜梅雨〜
すっごい雨ですねー。
雷がごろごろで、姫ちゃんビビりまくりです。
そんな中、広尾のひら匠に行った私たち。
やっぱり塩ラーメンと餃子はおいしいなー。
って書いてたとこで、
運転してるロロがでっかい水溜まりにー!!
スプラッシュマウンテンか!こ、こわー。
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'09.06.10 Movie Column 〜映画〜
引っ越しも一段落。久々にTSUTAYAで10巻借りを。
邦画の「休暇」と洋画の「レボリュショナリーロード」
を見ました。
「休暇」は、死刑執行因と執行する警察官の話。
これを小林薫さんと西島さんがやっている。
ぐいぐいと引き込まれる、
力強いそして何か温かい作品でありました。
西島君の発狂シーンは、とても新鮮だったなー。
レボルの方は、映画館で観たかったのですが、
時間がなく仕方なくDVDで。
「タイタニック」以来の
ディカプリオとケイトウィンスレットの共演。
「タイタニック」とは違う、
かなり乾いた二人のカップルの話でしたが、
二人の芝居とサムメンデスの演出力、
そしてdetailのしっかりしている緻密なセリフのやりとり。
長回しの二人のやりとりは、
さすが舞台を観ているようなライブ感でした。
最後は、かなり私的には納得いかなかったけど、
いつまでも残りそうな作品です。
ディカプリオは、年を着実にとっているものの、
未だに若く見える。
加瀬亮さんのように、30代になっても
学生やれちゃうみたいな。
一方ケイトは、かなり年をとったというか
「タイタニック」からはかなり変わったように思える。
それが彼女の歩んできた年輪のように見えるが、
女性の方がやはり老けるのが早いのかなー。
しかし監督サムメンデスが、奥さんであるケイ
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'09.06.04 Life Column 〜引っ越し〜
引っ越しをして気づいたことは、
ローランは捨てないで、私はバンバン捨てるタイプだということ。
今朝も私にとっては、
古くてきたなーいまな板を黙ってゴミに出したら、
いつの間にか、又あのまな板が台所に鎮座していた。
「君は僕の歴史を消すつもりか!」とご立腹。
「えーー、だって単に汚かったじゃん」って言い返すと
「あれは僕がマルセイユにいたときから、
わざわざ日本に運んできたとても貴重な数少ないもの」
とそのまな板が今に至るまでの歴史を、
朝から懇々と聞かされた。
数少ないものといいつつ、この引っ越しの期間中、
いくつの[数少ないもの]の歴史を聞かされたことか。
私が見られないうちに「捨ててしまえ」と
ゴミ袋に入れたものに限って、
必ずローランに見つかってしまう。
私は捨てるタイプと言いつつも、
自分が使わないんだったら、
身近にいる人に使ってもらいたいと思うから、
捨てると言うよりはあげたい。
それがローランには全く理解できない様子。
古くて歴史のあるものを、なぜ人にあげてしまうのか?
例え安いものでも、
古ければ古いほど値打ちがあるという見解。
全く違う。
ここに至るまで何度と言い争った。
粗大ゴミを出すために、
ばんばんステッカーを貼ってる私を見て、
自分もステッカーを貼られるんじゃないかと
怖くなったのかなー。
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'09.06.01 Life Column 〜引っ越し〜
今日は荷造りの日。
私たちもさることながら、今日は業者の人も来てのpacking。
ローランが捜し当てた引っ越し屋さんで、
イギリス人のおじさんがボスでやっているグループらしい。
価格が安くてローランは見つけたらしい。
イギリス人のおじさんが引き連れてきたのは、
女性一人アジア系イギリス人と二人の男性。
この二人がめちゃくちゃかっこいい!
一人は黒髪を五分狩りにして、体格がよく、
Tシャツにずらしめのジーパン、
顔ははっきりした顔立ちのラテン系、もみあげが素敵ー!
一人は小柄なんだけど、ロン毛を縛り、黒Tにダボパン、
顔は醤油系のアジア系イギリス人。
二人とも優しくて、たくましくてかっちょいい。
冷蔵庫を運ぶ腕から浮かぶ筋肉が
「うわー!最近見てないなー」みたいな。
つい見とれてしまう私。
思わず「かっこいい!」「ねーねーすごい筋肉だよね」と
ローランの前で思わず連呼していたらしい。
するとローラン、私の見てる前では、
わざと息を吸いおなかを引っ込め、
目の前でボディーびのポーズ。
毎回私が見るたびやってくれる。筋肉ねぇ!と思いな
がら必死のサービスをしてくるローランにユーモアを感じた。
はあー、もうちょっとだけでいいから、
むきっとしてくんないかなー。
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'09.05.29 Life Column 〜いいたくないけど〜
代々木公園近くの
tarlumのジンジャーベリーソーダーと、
広尾商店街内にある
ひら匠の塩ラーメンと餃子は
いつだっておいしいのです。
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'09.05.28 Movie Column 〜スラムドックミリオネア〜
六本木で観てきました。
以前飛行機の中で見たのですが、
強烈な時差の中で日本語字幕なしという、
ほぼ絶望的な環境で、
全く私の頭には入ってこなかったので、
観直してきました。
良かったです。
まずは脚本がそして編集がそして音楽が。
ダニーボイルといえば、
「トレインスポッティング」が有名ですが、
今回もテンポのある編集と、
今回は私も好きな歌手のM.I.Aが使われてて、
めちゃくちゃ良かったです。
私はこの
ハッピーエンドな終わりはすっきりしたし、
「はーよかったー」と思ったのですが、
ローランは
「彼は所詮スラムドックで、
結局すべてを失ったという方が良かった。
ちょっとロマンチックすぎる」
って物凄く現実主義。
むかっとして
「映画は人に夢を与えるものでしょ。
そんなどん底みたいな映画より、
観る人に希望を与えてくれる映画の方がいい」
って言ったら
「そんなご都合主義でどうだっていうんだ。
夢なんて現実にはかなわないって」
だったら映画なんか観るなっつーの!
この口論で、何だかむかむかして眠れません。
でも絶対折れないぞー。
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'09.05.25 SUMOU Column 〜堪能〜
今日もばっちり相撲を堪能。
解説は北の富士山で、
またまたいろいろ発言が面白かったです。
私だけかなー、こんなに楽しんでるのは。
さて今日は、格段で優勝が決まっていき、
それぞれ優勝インタビューがありました。
そのなかでも名前は忘れてしまったのですが、
大阪出身の力士でとてもしゃべりが上手というか、
さすが関西人というか、面白くて優勝も
「めちゃくちゃうれしいです!」と
ものすごく正直に、にこにこしてたのが
とても人間ぽくて好感が持てました。
今後の彼に注目。
そして今日は、
13日間全敗だった豊真将が千秋楽にして一勝し、
お客さんの暖かい拍手に涙ぐんでいたのが、
これまた人間ぽくて印象的でした。
淡々とポーカーフェイスで、
さっとやってのけるスポーツ選手も
素敵だとは思いますが、やはり私は
闘志をむきだしにしている
熱いスポーツ選手の方が好きです。
三振をとってガッツポーズをするマーくんとか、
ロングパットをねじ込んだときの
タイガーウッズの絵になる雄叫びだとか、
ジャンプを成功させて、
思わず演技中にガッツポーズをしてしまった
伊藤みどりさんとか。
本人達もわかってない、
内から出てくる本能の行動は、
とても素敵な美しい正直なものだと思います。
話はそれましたが、
千代大海さんも角番を脱出して良かったです。
年が近いので、
どうしても魁皇さん同様応援してしまいます。
はーあ、
朝青龍さんは昨日の腰の強打もあって
負けてしまいました。残念です。
思えば初場所で奇跡の優勝を果たした時の
朝青龍さんの、決定戦後のガッツポーズも、
さんざん世間では叩かれていましたが、
あれは本当に無意識の突発的な
うれしい感情の表れに違いないのです。
スポーツを見ると本当に勉強になります。
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'09.05.22 SUMOU Column 〜千両役者〜
いひゃーーー。
ほんとに朝青龍という人はスターなんだなーと思う。
今日は優勝の懸かる大一番、
白鵬と日馬富士という最大の見せ場があるのに、
それがかすんでしまうくらいの
オーラが出まくりでした。
相撲は豪快に琴欧洲を投げ飛ばし、
気合いの回しをたたくポーズも絵になり、
お客さんは大満足。
お客さんの空気を共有している感じがする。
まさに千両役者。
こんな役者に私もなりたい。
角番の千代大海あと二番頑張って!
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'09.05.21 SUMOU Column 〜おもしろくなってきた!〜
相撲がおもしろくなってきました。
朝青龍さんはすでに一敗してるのだけど、
逆転優勝してくれたらうれしいなー。
一敗させた相手の安美錦は、
他の力士には簡単に負けてるから、
どうせなら勝たなくても良かったじゃん、
みたいな朝青龍贔屓目目線もありつつ。
最終日まで盛り上がってほしいなー。
角番の千代大海さん頑張ってほしいなー。
相撲の解説がまたおもしろいんですよ。
これが。
北の富士(北の富士山からいただくちゃんこ鍋セットは絶品 なのです)さんと舞の海さんがやっているのですが、
北の富士山のコメントが何となく、くすっとしてしまうこと をおっしゃって楽しめるのです。
ゴルフだったら青木功さんのような。
弱い力士に対して
「あーこりゃだめだね」
って言ってみたり、
余りに太ってる力士に対して
「ちょっとお肉がつきすぎだね」とか。
なんかとても身近なコメントで楽しいのです。
舞の海さんは絶対的なアンチ朝青龍なのか、
ホントにコメントが厳しいんです。
あー嫌いなんだろうなあ、と感じずにはいられません。
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'09.05.21 Movie Column 〜味のある役者〜
自分の映画が終わり久々にTSUTAYAへ。
いろんなものを見たけど
「宮廷画家ゴヤは見た」は面白かった。
ナタリーポートマンがいいんだなー。
メイクもすごかった。
何で洋画って、汚れとか、老けとか
ちょっとしたニュアンスがうまいんだろう。
あとは「ノーカントリー」の演技も記憶に新しい、
狂人的な殺人鬼をやった役者さんが、
今回も最高の存在感。
この人を見ていると、
見れば見るほど恐ろしい顔が、
時には美しいとさえ感じてしまう。
味のある顔だ。
味のある役者だ。
私もこうありたい。
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'09.05.20 Life Column 〜休日〜
蕁麻疹も点滴が効いたのか、
すっかり痒みが引きました。
日曜の快晴ということで、
居候の二人と二匹を連れて
いつものコースを決行です。
まずは車を走らせ、東金の九十九里浜へ。
ここは結婚する前からよく来ていて、
プロポーズをされた思い出の場所です。
今日はいつもよりたくさんの人がいて
賑やかでした。
姫ちゃんと捨ちゃんも久々に大はしゃぎ。
砂浜に来ると、
ここのところめっきり偉そうになった後輩捨助も、
熟女犬姫ちゃんには敵いません。
追っかけて追っかけて、捨ちゃんを海の中へ。
あっという間に砂まみれです。
ローランは泳ぎ、
ほかの二人は映画用にカメラを回していました。
海を楽しんだ後は、白子町の旅館白砂へ。
貸し切り風呂の温泉に入りに。
ここも毎回お世話になっています。
お湯が塩っ辛くて、
入り終わった後もすべすべぽかぽか。
出たり入ったり、
いつまでも浸かっていたいお風呂です。
いっつもお風呂の後は、
ジュースを飲みながらテラスで昼寝です。
そしてもう一つお勧めなのが、
ここの旅館で売っている白子町産の玉ねぎ。
これほんとめちゃめちゃおいしいんです。
柔らかくて甘くて、
調理するより生のままでスライスして、
オリーブオイルとバルサミコと塩胡椒。
これがほんと美味しいんです。
明日から食べまくるぞー!
温泉が済むと、
最終地の向島というレストランで海鮮焼きを堪能です。
蛤に海老、牡蠣にホタテ、
締めには焼きそば!いつもながら絶品でした。
白砂の方も向島の
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'09.05.19 Movie Column 〜クランクアップ〜
帰ってきました。
クランクアップです。
初日は胃が痛くて、
食べ物を食べるたんびに激痛が走り、
その後風邪を引き、
鼻水で撮影が苦しかったし、
うちに帰ってきた夕べは
謎のじんましんが出て眠れませんでした。
が!本当にしびれる撮影現場でした。
みんな低予算の中、
一人何役もやって走り回ります。
それでも監督について行くみんなの情熱と、
そうさせる監督の魅力で成り立っている組で、
そんなみなさんに引っ張られて、
毎日を過ごさせていただきました。
有り難うございました。
バブリーな現場も良いけど、
こういう現場も体験すると
言葉に表せない達成感があります。
今、家にはフランスから二人、
ドキュメンタリー映画を撮るために
居候君たちが来ています。
そして、
早くも夕べは若松監督の話で盛り上がりました。
というのも今、
「実録・連合赤軍」がパリで上映されていて、
リベラシオンとルモンドという、フランス人なら絶対に読む 新聞に大きく取り上げられていて、
しかも、ものすごく良い批評だったので
みんなフランス人は知ってるわけです。
しかもフランスでは
最高のラブストーリーとされる
「愛のコリーダ」の
エグゼクティブプロデューサーと言うことでも
若松監督は知られています。
今回の「caterpillar」はどちらかというと
「愛のコリーダ」寄りなので、
絶対的に比較されると言われましたが、
きっとみんなの努力が報われると信じて、
良い作品になることを心から願っています。
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'09.05.08 Life Column 〜温泉〜
クライマックスシーンも終わり、
予定より二日も早い勢いで撮っている若松組です。
ローランが軽井沢から顔を見に来てくれました。
一日オフだったので、車で温泉に入りに行きました。
天気は快晴で、山を登っていく風景は絶景でした。
ところどころ地震の後なのか、
山が何カ所も削げているようなところもありました。
人も少なく、
どんどん細い道をあがって行くと、とても神秘的で
車の音楽を消して、
しばらく窓を開けて
鳥のさえずりや蛙の大合唱を聞いていました。
温泉は長岡市街からしばらく行った蓬平温泉の和泉屋という旅館。
貸し切り風呂で緑を独り占めしちゃいました。
女将さん曰く、
地震の後から更にお湯が良くなったらしく
お肌がすっべすべ。
しかも帰ってからも体がほかほか。
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'09.05.07 Movie Column 〜若松組〜
只今、若松組の撮影のため長岡にいます。
久々にしびれる現場を体験しております。
若松監督といえば、
映画界の重鎮的な存在で、
ヨーロッパでは特に絶大な人気があるのです。
もちろんローランが、
これをやるにあたって大興奮です。
江戸川乱歩の「芋虫」が題材になっている、
かなりこーい、男と女の泥泥っとした、
しかも反戦という
重いテーマも背負っている話です。
今はまさに架橋。
明日で何とか芝居場は終わりです。
体もかなり来ています。
おまけに風邪気味ですが、
最後の力を振り絞って頑張ります。
若松ワールドに関しては、
後日クランクアップをしたら
改めて書いてみようと思っています。
兎に角監督を知らない方、
TSUTAYAに行って「連合赤軍」を借りて下さい。
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'09.04.30 Life Column 〜結婚記念日〜
無事に三年目の結婚記念日を迎えました。
フランスの結婚記念日は毎年名前が付いていて。
一年目はコットンだそうです。
二年目はレザーそして三年目はなんだろう?
それが何なのかはローランもわからないそうです。
私はというと、
明日から戦争中の話にタイムスリップするため
昨日あたりから
全くローランの喋る英語が理解できなくなり
喋るのもおっくうになってきました。
何でだろう。
やっぱり戦争相手が
アメリカだったからからかなー。
不思議な現象。
いざ出陣!
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'09.04.28 Life Column 〜スーザンボイル〜
今この人が世界の注目を集めているのを知っていますか?
英国の素人オーディション番組「Britain’s Got Talent」でのこと。
一人の女性が奇跡を起こします。
朝からローランと私は感動です。
この出来事は一週間前に起きたことで、
今でも噂が噂を呼び、
世界中の人がアクセスして大変なことになってるらしい。
多くは語らず。でも是非見てほしい。
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'09.04.27 Life Column 〜家探し。〜
やりました!
ようやく見つけました。
何十件見た中の最後の一つ。
これまで全く意見が合わない私達でしたが、
ここは満場一致で決まりました。
結婚記念日の前日に決まってよかったー。
これで暗くて寒いネズミ屋敷とはおさらばできる。
うれしいなー。
今すぐにでも引っ越したくて興奮してます。
明後日から映画のクランクインだというのに
頭は家のことで頭
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'09.04.24 Life Column 〜決断〜
ひゃー。朝起きて台所行ったら茶色い物体が。
犬がうんこしたと思って拾おうとしたら、
な、な、なんとそれはネズミ。
今日に限って裸眼だったか、ら
近くで見ないとわからなかったー。
何で何で今日に限って?
姫ちゃんと捨チャンのどちらかが仕留めたらしい。
朝起こしたら、
烈火のごとく怒るローランも私の悲鳴を聞いて飛び起きた。
どっちが取るかもめた後、
結局ローランが封筒に入れてくれた。
ゴミ置き場に持ってったのは私。
昨日は昨日で、天井に無数のピーピー鳴き声を聞いた。
もう無理、絶対無理。
私は出て行きます!